猫背解消法。姿勢が崩れたらもう一度、「赤ちゃん(=四足歩行)」に戻るべし?!
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名古屋にあります、せぼね研究室の木戸と申します。
よく、
「猫背を治す方法は?」
「どうしても頭が前に行ってしまうんですが・・・」
「皆で撮った写真(=画像)を見ると、思いのほか、自分の顔が前に出ていて・・・」
などの相談を受けます。
背骨というのは24(*仙骨、鼻骨を入れると26)個ありますから、背中だけ顔の部分だけで考えると解決しにくいんです。
重要なのは腰の部分。正しい腰の位置が決めることができればそれより上は良くも悪くも勝手に決まってしまうと考えてください。
では、具体的にどうすれば良いか?
次の2ステップを行いましょう。誰にでも行える(*やる気さえあれば)無理のない方法です。
1つ目は俗にいう「四つん這い」です。赤ちゃんがなぜハイハイをするかわかりますか?実は背骨の形=Sの字を自分で作っているんです。人が立った時、頭が足の真上に来るには腰と首の部分がある程度反っていなければなりません。それを作ってくれるのがこの肢位。ハイハイしても構いません。
足幅は広めが良いですね。頭は垂らして力を抜きましょう。そのまま3分ほどキープ、またはハイハイ運動をします。
2つ目は正座です。四つ這いから正座になったら5秒だけしっかりと胸を張りましょう。
この2つを行いながら、普段の座り方に注意してみてください。
このように腰が丸まるような座り方は避け、写真1のように腰を立て、「坐骨」で座ることです。
写真1
足を閉じてしまうと坐骨で座っても腰は丸まり易いので、写真2のように開いた方が腰は反り易くなります。触ってみるとよく分かります。
写真1
継続していくと以前にはなかった腰の張りが出てくるはずです。それは頭を支える筋が変化した証拠ですので、悪いものではありません。
「まとめ」
・背骨は26個全体で考える
・四つん這いを励行することで座り方(=腰部)が変われば(=反りができれば)、猫背や頭の位置は自然に改善(=後方移動)する
以上です。最低2~3週間は継続されることをお勧めします。身体の改善、姿勢の改善に「魔法」は無いものと私は考えています。少しでも参考になれば幸いです。
この記事を書いた人
- 木戸 健一郎
- せぼね研究室 院長 木戸健一郎
- 愛知県名古屋市中区富士見町13番19号八木ビル 303
昭和47年6月7日生 愛知県豊橋市出身
豊橋東高校 → 中京大学
ホテルマンとして名古屋の某ホテル勤務を経て、29歳で理学療法士に。
腰痛専門クリニック勤務を経て、35歳で整体院開業。
患者さんのモチベーションが自然に上かっていく説明・指導・管理を心掛ける。
趣味は、
空手 全日本大会入賞 多数
フルマラソン 3時間37分
「論より証拠」が医療者としての哲学。