整体を受けてもすぐに戻る?!その要因は?
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名古屋市中区の慢性痛専門整体「せぼね研究室」、木戸です。
表題、初診時によく受ける質問の1つです。
非常に良い質問であるし、セラピスト側からしたら耳の痛い質問ではないでしょうか。
結論から言えば、「戻る」ではなく「戻している」可能性が大。
例えば、慢性的な痛みを発症している方のほとんどはその発症原因が分かりません。
肩凝り、慢性腰痛、慢性膝痛、慢性股関節痛など、はっきりと明確に痛くなった原因を説明できる人はなかなかいらっしゃらないのではないでしょうか。
対して、外傷、いわゆる怪我というのは
・転んだ
・ぶつかった、ぶつけ(か)られた
・くじいた
など、原因が分かっています。
しかし徐々に痛くなったものは、その要因は非常にグレーな感じ。そういった場合、整体を受けて一時的に状態が良くなっても、また症状は戻り易くなるようです。
結論 = 自分で戻している = その人が無意識で行っている動作の中に歪みの原因が隠されているのです。
例えば、「崩し座り」「横座り」。
「足を組む」。
「足を挙げて寝る」。
また、基本的に世の中は右効きの人が9割と言われています。この事は筋肉の発達に少なからず偏りを生じます。
筋肉が骨を動かし、これを「関節」と呼びますが、利き腕や効き足の影響で筋肉の「強さバランス」に偏りがあれば関節の動きも偏って当たり前。そして少しずつズレてくる。
以上の事から、整体をしても戻る(=戻している)現象が起こりやすいのだと私は考えております。
まとめです。
・整体しても戻ってしまう = 実はご自分で戻している可能性が高い
一度、御自分の癖を客観的に振り返られたり、人に聞いてみるのも良いかと思います。
参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
この記事を書いた人
- 木戸 健一郎
- せぼね研究室 院長 木戸健一郎
- 愛知県名古屋市中区富士見町13番19号八木ビル 303
昭和47年6月7日生 愛知県豊橋市出身
豊橋東高校 → 中京大学
ホテルマンとして名古屋の某ホテル勤務を経て、29歳で理学療法士に。
腰痛専門クリニック勤務を経て、35歳で整体院開業。
患者さんのモチベーションが自然に上かっていく説明・指導・管理を心掛ける。
趣味は、
空手 全日本大会入賞 多数
フルマラソン 3時間37分
「論より証拠」が医療者としての哲学。