背骨の歪みとスポーツ
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こんにちは。
名古屋のせぼね研究室、木戸と申します。
実は本日(=3月8日)、本当は静岡マラソンという大会にエントリーしていたのですが、コロナウィルス感染防止措置のため、大会中止となってしまいました。非常に残念ですが、仕方ありませんね。一刻も早く、世の中の状態が通常へ回復する事を祈ってます。
大会は中止となりましたが、昨日も走りましたし、セラピストとして健全なフィジカルを保っておくことは来院される患者さんへの誠意だと考え、週に3回は10㌔以上を走るようにしています。
職業柄、どうしてもすれ違うランナーの「バランス」を見てしまいます。必ず行うチェックは、その人が右利きか左利きかという事です。
っといっても、世の中のほとんどが右利き。(*データでは左利きは10人に1人いるかいないからしいです)
右利きの場合、身体というのは必ず右に傾きます。これは背骨の決まった機能による影響です。背骨というのは「回した方と逆側へ倒れる」機能があるからです。
どういう事かと言えば、右利きの人は下写真の如く、右手を前で使います(文字を書いたり、食事をしたり)から背骨は自然と左に回ってしまうわけです。そして、加えて右に倒れるのです。
なので結局、前から見るとこのようなバランスとなります。走っているのを見ても右肩が下がった走法となっていきます。そして、ご本人は全く気付いていない場合が多いのです。
左利きはこの逆。左投げの野球投手なんかを見ると、こんな感じの癖がついており、よ~く分かりますよ。(「選手名鑑」などで確認ください)
結論を言えば、このような背骨の歪みがあると、重心の移動が左右方向に大きくブレ、それが前方向へ向かう力を奪うために大きなロスになるのです。
スポーツ全般において、こういった背骨の傾きは重要な要素です。
俊敏な動きを求められるスポーツにおいては反応がワンテンポ遅延しますし、マラソンにおいても小さなタイムロスが積もり積もって何分ものタイム遅延に繋がります。
背骨の傾き、ねじれ、丸まり。スポーツを始める前、鏡などで一度、チェックしてみてください。
この記事を書いた人
- 木戸 健一郎
- せぼね研究室 院長 木戸健一郎
- 愛知県名古屋市中区富士見町13番19号八木ビル 303
昭和47年6月7日生 愛知県豊橋市出身
豊橋東高校 → 中京大学
ホテルマンとして名古屋の某ホテル勤務を経て、29歳で理学療法士に。
腰痛専門クリニック勤務を経て、35歳で整体院開業。
患者さんのモチベーションが自然に上かっていく説明・指導・管理を心掛ける。
趣味は、
空手 全日本大会入賞 多数
フルマラソン 3時間37分
「論より証拠」が医療者としての哲学。